« iPhone3GSにiOS4を入れてみた。 | メイン | コメント。 »

Webクリエイターなんて必要ない、と?

ジャストシステム提供の、IBMホームページビルダーのPR記事に驚いた。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/24/news005.html

概要は、業績不振で予算のない会社が、Webサイトを内製化することに。
趣味でブログを書いたことがあるという理由で選ばれた担当者は、
予算3万円で作るように命じられる。

社長のゴルフ仲間が「『パソコンやインターネットに詳しい人なら、
いくらでも安く作れるはずだよ』と言っていた」から、
3万円で十分だろう、と。

担当者が先輩に相談すると、2万6千円ほどのホームページビルダーを買えば
大丈夫だよと教えられ、やってみたら3時間で作れました、というお話。


・・・絶句。


それならなぜ、プロのWeb制作者や制作会社なんて存在してるんですかね。

・・・いちいち突っ込んでいくと長くなるので割愛するとして。

この社長や、そのゴルフ仲間のような認識があるのは事実。
でもそうして作られたサイトの大半は、これといった効果もなく、

結果「ホームページなんてあってもなくても一緒。予算をかけるのは無駄」

という認識に繋がっていく。

分かる人、分かる企業だけ分かってればいいこと、というなら構わないけど、
Web業界をシュリンクさせる危険性を感じるの。

今でも存在する問題なのに、それを加速させるような広告をジャストシステムのような
有名企業が出しているってのは、正直怖いし、文句のひとつも言いたくなる。

少なくとも「Web業界の活性化」「社会的地位向上」とかなんとか謳ってる
あちこちの各種団体は、抗議のひとつも入れるべきではないかなーと。

どこもなにもしないようなら、、、個人的にお手紙してみよっと。

・・・って、そんなに問題視するのは変かな?
よかったらご意見plz.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.korowan.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/579

コメント (2)

miyakkoyoko:

こんにちは。お元気ですか?先日までクラスでお世話になっていましたmiyakkoyokoです。
今日はじめてこちらに寄りました♪
コメントをということなので業界はかじっただけであまり知らないですが、稚拙ながら
思いいついたことを書いてみます。(少し長いです。)

まず洋服屋さんのことを考えてみました。

昔テイラーメードと呼ばれた洋服屋さん。例えばスーツを個人の体型に合わせて採寸、
仮縫い、仕上げなど丁寧なつくり。着ると身体にぴったりで格好良い。そして当時はまだ
既製の背広はあまり売っていない時代。

現在、テイラーメードの洋服屋さんは少なくなり、多くの人が安い既製服を買う。既製服の
品質も年々上がり、買いに行けばすぐ手に入り、バリエーションが豊かになるにつれます
ます多くの人が買うように。既製服を売るお店の広告は新聞、テレビでどんどん流れて
いるのが今。

Web 導入する企業としては、利益を追求するのでまずは効果vs.費用。より値段が安くて時間
がかからなくて、より効果がある事が大事。

“効果”は企業が生き残るためにどの程度Webが役に立つか。(利益やCSRの面) なので、
効果をアップするWeb自体の質、SEO対策など、企業や業界によって重視するポイントと必要な
レベルが違うはず。

もし企業担当者の効果に対しての意識が低いということであれば、たとえば業界で一社でも質の
高いWebサイトをつくるとか。競合他社の意識も高まり、見る側の意識も高まるので、他の企業も
必要性を感じレベルを上げざるを得ないと思います。

また、効果について直接担当者にリーチすることを考えるとか。よいWebサイトの必要性をWeb協会
などと組んでアナログな方法でアプローチするなど。

洋服にもどると、とりあえず就職活動用のスーツが欲しい人もいれば、通勤用、特別な日用、
また趣味で高級スーツがほしい人も。急ぎ具合も様々だし、買いに行く時間もある人、ない人も。
また懐具合で妥協したり。

でも自分が着て行く場所に集まる人が皆立派なスーツきているのであれば合わせようとする人が
多いと思う。そして、新聞に毎週のようにはいる既製品の安売りチラシだけでなく、テイラー
メードやセミオーダーの情報がもっと身近にあれば私達の選択肢も少し変わるかも。

ジャストを含め、自社の広告をするのは普通なので、競合はそれに負けないマーケティングを
する、というのが通常の方法かと思います。HPビルダーでは出来ないことで企業にとって効果
のある事を、初心者にも分かりやすくあちこちで伝えるしかないかと。それを選ぶのは情報を
見ている担当者なので。

その積み重ねが企業におけるWebの文化のレベルアップにつながるのではと思うのです。

どうでしょうか・・・。

コロ。:

miyakkoyokoさん

ブログもレスも放置ですみません・・・


> Web 導入する企業としては、利益を追求するのでまずは効果vs.費用。
> より値段が安くて時間がかからなくて、より効果がある事が大事。

> “効果”は企業が生き残るためにどの程度Webが役に立つか。(利益やCSRの面) なので、
> 効果をアップするWeb自体の質、SEO対策など、企業や業界によって重視する
> ポイントと必要なレベルが違うはず。


その通りだと思います。

で、今回問題にしたジャストさんの広告は、その点はそっくり無視ですよね。


服の話。
僕は、テーラーメイドの服やビスポークの靴が欲しいと思っています。
でも懐具合や必要性などの諸事情から、既製品を選んでいます。

多くの人がおそらくそうで、効用も含めた費用対効果を考慮して、
選択の結果、既製品を選んでいる。

比較、検討した上で、選んでるんです。

件の広告の社長は、違いますよね。
まあこの社長は広告用の架空の人物なんで、当然ですけど。


ちなみに、ホームページビルダーをディスる気は全然なくて、
目的によっては十分だし、簡単だし、安いし。たぶん、ちゃんと
考えて使えば、ビジネスに使えるサイトを作れると思う。

miyakkoyokoさんなら、この広告の社長に3万渡されて、
その範囲で作れ、って言われても大丈夫だと思うよ。

でも、この広告の担当者では無理そうでしょ。
少なくとも3時間では。

ちゃんと知識のある担当者が、3万という限られた予算の中で、
目的を達成する手段としてビルダーの購入を意識的に選択して、
取り組むって話なら、何も問題ない。


> もし企業担当者の効果に対しての意識が低いということであれば、
> たとえば業界で一社でも質の高いWebサイトをつくるとか。
> 競合他社の意識も高まり、見る側の意識も高まるので、
> 他の企業も必要性を感じレベルを上げざるを得ないと思います。

> また、効果について直接担当者にリーチすることを考えるとか。
> よいWebサイトの必要性をWeb協会などと組んでアナログな方法でアプローチするなど。

これもその通りだし、実際にそうなっていて、各企業のWebは年々
質の高いものになっていってると感じます。ついていけないほど。

ただ、全ての企業がそうかといえば、残念ながら違っていて、
それこそこのジャストの広告に出てくるような社長やその友達のような人が
ごろごろいるように思います。

そこを突くような、ちょっときつい言い方をするなら、社長や企業担当者の
無知を突いて売り込むような、そんな広告だから気になったんです。


というか、正直、広告自体は「うまいなー」って思うんですけどね。
うまいけど、Web屋の立場からしたら、ちょっと困るよと。


で、言いたかったことは2つで、

・Web屋はこれに声出して抗議しなきゃだめじゃね?

ってことと、

・Web制作の業界団体はこういう時に存在意義を示すべきじゃね?

ってこと。

それも「伝えること」の一環だと思うので。


長くなったけど、そんな感じー。

コメントを投稿

About

2010年08月31日 14:44に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「iPhone3GSにiOS4を入れてみた。」です。

次の投稿は「コメント。」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34