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大崎梢「平台がおまちかね」

大崎梢「平台がおまちかね」を読んだ。


「配達あかずきん」シリーズの大崎さんの作品。
「配達あかずきん」は書店員さんが主人公で、こっちの主人公は、出版社の営業さん。
どっちも、本好きには是非読んで欲しい♪


明林書房の新人営業マン、ひつじくんこと、井辻くんが
日々の仕事で出会うちょっとした謎を解いていくお話。

5つの短編からなっていて、書き下ろしの5つ目、
「ときめきのポップスター」には、「成風堂」で働くあの子の影が・・・
ファンサービスだね。w(成風堂は「配達あかずきん」の舞台)

派手な謎解きがあるわけじゃなく、キャラが個性的ってわけでもなく、
(まぁ、個性的といえば個性的だけど・・・ひつじくんも、真柴さんも。)
ドキドキワクワクハラハラするタイプのお話じゃないんだけど、
あまり表に出ない、出版社と書店の裏側が色々と垣間見えるのが面白い。
どの話も、基本的にハッピーエンドなのも、好きなところ。

そして、「明林書房」など、作中の架空の出版社や書籍以外は、
色んな本が実名でばんばん出てくるのが、本好き心をかき立てる♪

大崎さんの本を学生時代に読んでたら、出版社か書店に
就職考えただろうなあ・・・深く考えることなく。

今でも、本屋さんやってみたいもん。w

やってみたい、って言い方する時点で、
本気じゃないのが露呈してるんだけどね。

作中でも書店がひとつ店たたんでるけど、書店経営は本当に大変だと思う。
本が大好きで、読むペースを超えて毎月あれこれ買ってるコロだけど、
ここ数年、99%の本は、大型書店かamazonで買ってるもん。
(雑誌除く。雑誌は、コンビニか駅が多い。)

一番はジュンク堂かな。なんばと、堂島と。
並んで、amazon。次いで、曾根崎の旭屋、梅田の紀伊国屋。
これで90%くらい。なんばのソフマップで7%、
ブックファースト、ブックストア談、清風堂あたりで2%。
そんなとこ。(結構適当)

小さな本屋さんで本買うの、そう思うと、1%もないかも。

中学生くらいまではあったんだけどね。
行動範囲の大半が地元で、電車に乗るのも稀だったから。
駅前の商店街にあった本屋さんとか、駅裏にあった本屋さんとか。
・・・どっちも店たたんじゃった。

「平台がおまちかね」で、店じまいした本屋さんが、ちょうど、
地元の商店街にあった本屋さんとイメージがかぶるなー。。。

理想的な本屋さんって、どんなのだろ。
都心と郊外、田舎、土地によっても違うだろうけど。

大阪・ミナミに住んでる大人としては、実際、ジュンク堂と
amazonがあれば、本に困ることはほとんどない。

便利さでは最高なんだけど、「人間味」を感じる機会はないね。
別にそれで寂しく感じることもないんだけど、嬉しく思うこともなく。

でも、そんなこんなで、大崎さんの「配達あかずきん」や「平台がおまちかね」で、
書店員、お客さん、出版社さんなど、本にまつわる一人一人が個々の人として
描かれてるのを読むと、それだけで温かく感じてしまうのかも。


あー、やっぱ、いつか本屋さん、やってみたい。(笑)

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2009年03月14日 04:46に投稿されたエントリーのページです。

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